乳製品摂取で子宮筋腫リスクが低下

乳製品の摂取が子宮筋腫の発症を低下させるというエビデンスのある報告がされました。

乳製品の摂取が1日1食分未満の群に比べ,4食分以上の群では子宮筋腫の発症率は30%低く,他の危険因子調整後も,乳製品の摂取量と子宮筋腫リスクとの間には負の相関が認められたということです。


アフリカ系女性では白人女性と比べて乳製品摂取が少ないため,この摂取量の差が子宮筋腫の発症率で見られる人種間格差に寄与している可能性があると指摘しています。


 Wise准教授は「正確な機序は不明であるが,乳製品によって子宮筋腫リスクが低下してもなんら不思議ではない。乳製品の主成分であるCaが細胞増殖を抑制している可能性がある」と説明。今回の研究について「乳製品摂取と子宮筋腫リスクとが逆相関することが初めて示された。今後,もしこの関係が証明されれば,主要な婦人科系疾患である子宮筋腫において,調整可能な危険因子が特定されたことになる」と期待を寄せているということです。

尚、大豆の摂取も子宮筋腫のリスクにはならないということです。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2010/M43170211/

 

 
http://aje.oxfordjournals.org/content/171/2/221.short