全国1位に

2016年5月26-28日に名古屋で日本IVR学会総会が開かれ参加してきました。
総会初日にUAEのシンポジウムが行われ講演してきました。私の講演内容はUAEセンターの運用と保険適応後の変化についてでした。私はUAEを開始したのが1998年ですでに18年も経過しておりのべ2700症例を行っていますので学問的にはかなりの部分が解決されており、UAEが実用、運用されていなくてはいけません。
学会開催中には設置されたスクリーンに2015年に実施された画像下治療の手技別全国集計の上位が掲示されます。
250例で今回も第1位でした。2位とは大きく差がありますが、学会集計に参加していない施設も少なくないため100例前後を行っている施設がありますが集計には載ってきません。

UAEの適応

症候性子宮筋腫に対するUAEは、左右の子宮動脈から塞栓物質を流し込むという極めてsimpleな手技であり、その適応が最も大切です。婦人科の教科書の一つであるWilliamsには明確に禁忌が記されています。この中には大きさに関する記載があります。

調布恵仁会クリニック-UAE症例は2700例に-

調布恵仁会クリニックが開院され最初の週に6名、次の週には7名のUAEを施行しました。
GW中にも7名のUAEが予定されており、しばらく週7名の予定が続きます。
5月26-28日は日本IVR学会総会が名古屋で行われ演者として出席予定のためこの週は5月24日のみUAE施術といたします。
本年は1月22例、2月26例、3月32例、4月28例を行い4か月で108例を実施、年間UAE300症例になるかもしれませんが、UAE年間300例は、すでに2004年の時点で経験しています。
では年間何例のUAEが可能なのか? もしUAEの手技だけを行い、私の思うがままのスケジュールを立てられたら、そして放射線防御が完璧ならば年間600-700例だと思います。現実的には患者さんを最初から最後まで見届けたいのでこの症例数は今後も経験することはないかもしれません。
経験したUAE症例数は2700例に達し、エンボスフィアを塞栓物質としたUAEは500症例を超えました。より安全、確実なUAE診療を提供いたします。