子宮腺筋症に対してUAEを行い、妊娠出産に

>>先生またお世話になります。
>>宜しくお願いします。
>>腺筋症の方の希望になれば幸いです。
>>5歳になりました。
...
9年前に私が葉山ハートセンター在職中にUAE を行った患者さんがひょっこり調布に来院しました。子宮腺筋症の患者さんでした。今回腺筋症が再発したとの事。診察室に入る前にカルテを見ているうちに思い出したのですが、当時の病院長であった心臓外科の須磨久善先生からのご紹介患者さんで、UAEを行い腺筋症症状が改善したのみならず念願の妊娠そして出産にこぎつけたのです。出産は確か42歳か43歳の時です。5歳になる坊やの写真も見せてくれました。(FBに出してもOKまでいただきました。)

お産は私が信頼する先生に頼みました。高齢出産、腺筋症合併、UAE後というハイリスク妊娠出産です。癒着胎盤、胎児胎盤位置異常などの異常が多くなる可能性が高くなることも含めてお願いしたのですが、お産を受け入れてくれた産科医はそれ以前に私のUAEを見学に来てくれた先生でもあります。余談ですが私のUAEを見学に来てくれたのはどちらかというと放射線科医よりも産婦人科医の方が多いのです。

私の外来を受診される患者さんはどういうわけかのんびりとした方が多く、もちろん仕事や育児も理解できますが、2か月先とか3か月先、極端になると来年とか、筋腫そのものが命にかかわらないのはわかりますが、、、。様子を見て小さくなることはまずないのに、、。まあ患者さんの意思を尊重してはいますが。

UAEの利点の一つに腹腔内操作がないため癒着を作りにくく、再度可能であるということが挙げられます。

この方は受診されて即決断ー翌週施行予定ーされたのですから、腕💪によりをかけてUAEをしなくては(笑)!