UAE後の妊娠・出産~最新のデータから~

http://pubs.rsna.org/doi/abs/10.1148/radiol.2017161495

UAE施行時の平均年齢35.9歳で妊娠率が40%というのはかなり驚異的な数字。

しかもUAE施行後ほぼ2年以内に妊娠しており、出産時の異常も多くない。

塞栓物質はPVAもしくはビーズ(エンボジーン;エンボスフィアと同じビーズと考えてよい。)で吸収されない塞栓物質が使用されている。(この論文では大部分がPVA)

挙児希望に配慮したUAEをpartial UFEと呼び控えめな塞栓となっている。
そうでないUAEをconventional UFEと呼んでいる。

partial UFEの妊娠率は46.3%、conventional UFEの妊娠率は37.7%。

透視時間の平均は8.5分とかなり早い。(これは私のゼラチンスポンジでのUAEの透視時間と同じ。論文では大部分がPVAが使用されているので早さは私と大差はない。エンボスフィアを塞栓物質として使用するとこの速さでやるのは困難。ただし不可能ではない。最近私は7分台で行うこともある。)